以下の「 」内の歌詞は、
BUMP OF CHICKEN 『オンリー ロンリー グローリー』より抜粋作詞・作曲/藤原基央
「そしてその身をどうするんだ、 本当の孤独に気づいたんだろう」
「死んだ心をどうするんだ、忘れたふりして覚えてんだろう」
「突き放しても 捨ててみても、どこまでもついてくるって事」
「闇に守られて 震える身に 朝が迫る」
「息絶えた 心をなでた」
「殺したのは 他ならぬ僕だ」
「傷跡に 雫が落ちた」
「動いたんだ、わずかでも確かに」
「まだ生きていた、僕の中で一人で」
「呼吸を始めた、僕とともに二人で」
「僕だったから それが見えた」
「孤独を知ったから また出会えた」
「孤独じゃない」
数週間前から、両親から私への非難が激しさを増した。
両親の精神状態が、以前より不安定になったから。
それは仕方ない。
でも、今すぐ治れ! 今すぐ不安を消せ! って、
まくし立てられても逆効果。 どんなに脅されても逆効果。
かえって不安が膨らむ。 振り切れない。
延々と続く非難の嵐。 手を洗わずにいられなくなる。
足もふかずにいられなくなる。 服もふかずにいられなくなる。
やっと、手洗いやふきふきが終わったと思ったら、
また非難の嵐。 またやり直し。
終わったと思ったら、また非難の嵐。 またやり直し。
また非難の嵐。 またやり直し。
両親は、強迫の症状=私の人格と思い込んでる。
それも仕方ない。 こんな世界なんて他の人には分からないから。
でも、全否定の嵐を浴び続けるのは、きつい。
まるで洗脳。 せっかく自分のこと、嫌いじゃなくなったのに。
両親が向こうに行ったあと、
まだ激しく波打つ不安の中、自分に繰り返す。
「私が、私の味方だから」「日常をみんな知ってる私が、ここにいるから」
「一番知ってる私が、私の味方だから」
「私を認めてる私が、ここにいるから。 味方だから」
「家で、ひとりじゃないから」 BUMP OF CHICKEN の歌を思い出しながら。
小学5年から高校まで、私は本当の自分の心を押し殺し続けてた。
本当の私は、嫌な奴だと思い込んでいたから。
強迫の日々の中、治りたい一心で自分と向き合って、
やっと、本来の自分を認められるようになった。
でも、それだけで治るほど、強迫は甘くない。
脳っていう臓器の問題もあるし、体全体の問題もあるし。
ストレスすごくて、自律神経も乱れきってるし。
でも、
私という味方はできたんだから、
一緒に頑張れるんだよ。 いまは。
昔は、私は私の敵だった。 それが本当の孤独。
もう、ひとりぼっちじゃないんだよ。本来の私、もうひとりの私は、息を吹き返したんだから。
辛くても、ひとりじゃないんだよ。
わすれないで、わすれないで…。
でも、やっと落ち着いた頃に、また非難の嵐。
この数週間、一日何回もこの繰り返し。 ほんと疲れる。
こんなので疲れてる暇なんてないのに。
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