<10月25日 やっぱり、トニー・ハーケンが主役>
最終回。
プロメテの太陽に向かって、真っすぐ飛んでいくハーケン機。
その後、何のつながりもなく?、
突然ジャスダム側のシーンがちょこっと。
脈絡がなくいかにもつけたしって感じで、わざとらしい。
まるで、お粗末な次回予告のよう。
昔から違和感があった。
今日、ふと、作り手の方も、本当は
トニー・ハーケンが太陽に向かってゆくシーンを
ラストにしたかったんじゃないかって思った。
たぶん、そう。
私にとってもこの話のラストシーンは、
太陽に向かっていくハーケン機だし、
作り手にとってもラストシーンは
太陽に向かっていくトニー・ハーケンで、
本当はここで終わりたかったんじゃないのかな。
でも、勧善懲悪の子供向けの物語では、
そうするわけにいかなくて、不本意ながら、
ジャスダム側のシーンを最後に追加したんだろう。
仕方ないとは言え、
なんてセンスのない脚本家・プロデューサー、と思ってたけど、
それまでの話の余韻をまったく残さないおまけのラスト、
おまけのジャスダムシーンの不自然さには、
トニー・ハーケンのシーンが本当のラストだっていう、
製作者側のメッセージが込められていたのかもしれない。
敵役のトニー・ハーケンの方が、主役のタクマより
きっとずっと人気が出てきたから、
途中で真の主役が入れ替わったんだろう。
54話から本格的な主役入れ替えの準備が始まって、
55話・56話では、完全にトニー・ハーケンの方が主役だもの。
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