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2004年09月の日記
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●2004年09月30日(木)


… まぼろしの欠片 …


今朝の夢に出てきた 小さな男の子…、
夢の内容から考えると、あの小さな男の子は タローニャンコだ。
その子は、病気のせいで 「水が飲めない」 って言ってたもの。
タローニャンコも、水が飲めなくなったから。

その子が言っていた。
「ぼくには、もう あまり時間がない」
「ぼくの なんとかの意味と…」 ← 忘れた o(- -;o
「ぼくがしぬことの意味を考えてる」

その小さい男の子は、
生きることだけじゃなく、しぬことにも意味があると言う。
…そうかもしれない。
ある存在の死によって、
残された世界に 生まれるモノはあると思う。
残された者が 気づく感情・生まれる感情は あると思う。

感情や想いは エネルギーだから、
ある存在の 感情や想いのエネルギーは、
別の存在の 感情や想いのエネルギーとなって、
受け継がれるのだろう…。

でも、悲しい…。

タローニャンコも、きっと 自分の死期を悟ってたと思う。
自分のさいごの命を使って、何を伝えられるのか、
考えてたんじゃないのかな…。

ある人が存在する意味も、
死によって完成されるんだろうな…。
存在に意味や価値を見出すのは、見る者次第だけどね。

PM.5:05
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●2004年09月26日(日)


… まぼろしの欠片 …


夜中から今朝まで、
お風呂に5時間も かかっちゃったよぅ。 o(- -;o
浴槽を洗うことから始まって、お風呂で手洗いした服を
ドライヤーで乾かし終わるまでの時間だけどね。

でも、なんで いつもの倍なんだよぅ。 o;T T)o
服を3枚 洗ったけど。 苦労したけど。

朝の7時を過ぎてから、倒れ込むように寝て…、
今日は 工事は休みかなぁ…って思ってたのに、
休んではらへんかったー。 o;T T)o
いつもと同じように 5時まで仕事してはったー。

昨日よりは、騒音の時間が短かったけど、
いつ騒音が始まるか分かんないから、
なるべく用事をサボってた。
睡眠不足だし、騒音も重なると、
かなり用心しないと、ひどい目に遭うもの。

騒音でも 同じ音が続いてるんだったら、まだいいのよね。
音が数秒〜数十秒 途切れて、また始まる
…っていうのが、ダメなのよね。
音が 再び始まるたびに、神経を緊張させられちゃう。

PM.9:51

●2004年09月25日(土)


… まぼろしの欠片 …


はぁ…、一難去って また一難。 o(*- -)o
昨日から、隣の家で お風呂の改修工事が始まった。
10日間くらいかかるらしい。

私が手を洗う台所の真ん前、1メートルくらい?のとこで、
工事してるから、断続的な大きな機械音がして、
手を洗うのに、いつもより何倍も 神経を消耗する。
普段でも 神経消耗してるから、
「何倍も」 となると、すごく しんどい。
疲れ切ってしまって、不安感も強くなる。

不安感が強くなると、
強迫の繰り返し地獄に陥るし、
一つの地獄のすぐ後に、また次の地獄、そしてまた次の地獄。

親が出かけてる日は、
まだ工事が始まってなかったのが、せめてもの救い。
束の間の休息が得られたから。

休息と言っても、
強迫の不安感がマシなだけ、だけどね。
重度の強迫に、休息は ほとんどないから。
一日中、「一難去って また一難」 を繰り返し、
それを12年間…。

PM.9:39

●2004年09月24日(金)


… まぼろしの欠片 …


22日に、なんとか ひどい悪循環から抜け出せた。
なんでかって言えば〜、
21〜22日、私以外の家族がみんな
泊まりで出かけたからー。 o(*^∇^)o


両親とも、泊まりで出かけたのは、
たぶん、私が生まれてから 初めてだろうな。
これからも滅多にない、っていうか、もうないだろうな。
今回は、用事で出かけたから。



21日は、まだ 睡眠不足だったし、
それまでの疲れが残ってて、不安感が強くて、
強迫行為に追われて しんどかったけど、

21日の朝に みんなが出かけてから、
母親の罵声で、不安感を さらに煽られることもなかったし、

家族に、強迫行為を邪魔されることもなかったし、
家族に気兼ねすることもなかったから、
お風呂で 服を洗濯する羽目になるのを、免れた。 o(*^∇^)o

だから、21日の晩は早く寝れたー。 1時だけど。
家族が寝るのを待って、用事をする必要なかったしー。

私の場合、強迫行為の中でも、特に気の張る用事は、
不意に物音がしたり、TVやラジオの音がしてると
注意力がそがれて 不安になるから、
静かでないと できないの。

でも普段は、家族に 「静かにして」 って頼むのが嫌で、
なるべく それを避けるために、
わざと 夜中に用事をしてたから、
昼夜逆転の日が多く、ずっと睡眠不足で、
“こんなんで治るわけない”生活をしてた。o;T T)o



家族のいない21日の晩は、
平和で幸せな晩で、滅多にない貴重な晩で、
本格強迫になって以来、初めて8時間も続けて寝れたー。
たいてい4時間半しか寝れなくて、
6時間寝れたら感動…っていう状態だからなぁ。
罵倒されずにすむと、ストレスが めっちゃ減るのよね。

22日も、家族が帰ってくるまで、
罵倒されて 不安を煽られる心配のない、
ほっと一息つける 穏やかな一日だった。 o(*^∇^)o
帰ってくるまでは、だけどね。

逆に言えば、無理解な母親の罵倒が、
私の病気の回復に 大きな妨げとなってるのが、
証明された
のだ…。



かといって、10年以上 母親を説得しようと
してきたけど、ダメだったし、

家族の影響を避けて、ひとりで暮らしたくても、
外に出れないから、生活必需品も買えず、
ひとりで暮らせない。

それに、タローニャンコの眠る場所を守りたい。
親に いらん工事なんか させない。
ウチの親は すぐ、家の外側の見栄えだけ、良くしたがるから。
足場組むときとか、工事の人が タローニャンコの場所に
近づきすぎるかもしれないし、
いらん工事をしないよう 見張ってないと危険。
タローニャンコを守るの。

PM.9:54

●2004年09月22日(水)


… まぼろしの欠片 …


今朝の夢。

タローニャンコが出てきてくれた。
実際より大きめの タローニャンコだったような…。
タローニャンコを 思いっきり かわいがれた。 嬉しかった。
タローニャンコの 嬉しそうな様子を見るのも、幸せだった。

タローニャンコを かわいがりながら、
そういえば普段から タローニャンコをできるだけ
かわいがってたよなぁ…って思い出していた。
でも、タローニャンコが 一番しんどくて
苦しい思いをしてたとき、
充分タローニャンコを かわいがれなかった…
っていうのも思い出していた。

私が すごくしんどくて 危機だから、
タローニャンコが 会いに来てくれて、
助けようとしてくれたのかな…。 (*- -)人



今朝のこの夢 ↓ は、タローニャンコへの想いに
関係あるのかないのか…。
“気づいたときは もう遅かりし”っていうとこが。 o(*- -)o

大学に行こうとして 時間を見たら、もう遅かった。
今から行っても 全部の授業が終わってるーと思いつつ、
それでも 大学に行きかけたけど、
行っても どうしようもないので、行くのを止めた。



子どもの頃からの夢。

間に合わない夢、遅れそうになって焦る夢は、
子どもの頃から よく見てた。

今ならまだ なんとかと思って
急いで出かける用意をしてる最中、
よけいな用事が どんどん挟まってきて、
時間が どんどん経ってって、結局 、間に合わない〜ってなる夢。

少々遅れても行こうと思って 急いでたのに、
遅れすぎて、行っても仕方ない時間にまで、ずれこんじゃう夢。

よけいな用事が どんどん挟まってきて、時間がなくなる
…っていうのは、強迫にそっくり。

それらの夢には、強迫の強烈な不安感は 抜けてたけどね。

どんどん強迫用事が出てきて
必要なことが できなくなる経験のないうちから、
そんな夢を見てたなんて…。
将来を暗示してたのか? o(- -;o
本格強迫になってからも、そんな夢みるけど。

PM.0:50

●2004年09月21日(火)


… まぼろしの欠片 …


9月の始め頃かなぁ、
「それをされたら 限界を超えてしまうから、
お願いだから止めといて」 と、母親に頼んでたのに、
母親は 「しない」 と約束したのに、
すぐに 母親は裏切った。

結局、それの対処のために、無理を重ねることになり、
神経も猛烈に消耗し、生活も一段と不規則になり、
寝る時間が強迫行為で ますます削られ、

16日に、とうとう 無理がピークに達し、
17日に、心も体も 限界を超えてしまった。

17・18・19・20・21日…と
ひっきりなしに不安に襲われ、
完全に強迫が悪化し、
元に戻らない。



必死で強迫行為を終えて、やれやれ終わったー、
と思ったら、数分もしないうちに、
なぜか、新たな強迫行為をはじめなければ、ならなくなる。

自分で不安を作るという感覚じゃない。
不運が重なる感じ。
強迫行為は、最大限神経集中するし、
ぶっ続けで やってると、本当に疲れ切ってしまうから、
不運に出くわす羽目になるんだと思うけど。

強い集中力を維持するのは、とんでもなく消耗するから、
すごく休みたい。 休みたくてたまらない。
でも 休めない。
後から後から、これでもかこれでもかって、
強迫行為の種が発生する。



たとえば、1時間半くらい、手を洗いっぱなし状態。
掃除や用事を数分するたびに、手を洗う。
手を洗うのも、たいてい 一回で成功しないから、
何度も洗い直す。 神経消耗する。
そして、やっと 5〜10分休憩できたと思ったら、
また1時間半くらい、次々に湧いてくる 強迫行為のせいで
手を洗いっぱなし状態に突入する。



19・20・21日は、手を洗ったり 掃除に使ったり
お風呂に使たりする ティッシュが
とんでもないペースで なくなっていく。

一日に、200枚入りのティッシュを5箱も。
こんなペース、初めてかもしれない。
強迫がひどかった昔でも、こんなに早いペースじゃなかった。
16・17・18日も、すごいペースだったような気がする。



そしてまた、食べ物が吸収されなくなった。

PM.7:08

●2004年09月19日(日)


… まぼろしの欠片 …


この頃、家がバタバタしてるから、
強迫の私には、それが きつすぎて、限界以上の無理をしてた。
無理 したくなかったんだけど、家の事情で仕方なかった。
家の事情というより、親の無理解の方が近いかな。

限界越えたせいで、
超睡眠不足で、フラフラで、不安感も強くて、
そしたら 強迫行為が終わらないから、さらに睡眠不足…。
強迫も体調も、この3日ほど悪化 してる、
というか、昔に少し戻ってる。
二度と戻りたくない昔に。
戻っても、昔よりは症状マシだから、生きてられるけど。



昨夜のお風呂後=今朝の早朝、
ドライヤーで、お風呂で手洗いした服を 乾かしてる最中、
何度も寝そうになった。
運良く?ドライヤーを止めてるときに、
何回も何回も、数秒?数十秒?寝てしまい、
針を指に刺 しちゃったり、床に倒れそうになったりしてた。

用事が終わって、やっと寝れたのは、今朝の7時すぎ。

PM.11:05

●2004年09月15日(水)


… まぼろしの欠片 …


昨日、その予定はなかったのに、
大ラッキーにも、安心して使えるボールペンが
確保できてしまったー。 o(*^∇^)o

ボールペンが確保できたのは、一年ぶり。 嬉しい。
去年、おととしあたりに 使ってたボールペンは、
インクが 残り 0.5ミリになっちゃってたから、
この一年、滅多なことでは、ボールペンを 使えなかった。
で、ボールペンに飢えてたー。 えんぴつもないし。

自由に走り書きできる ペンがないと、
口を塞がれたような気分なのよね。


強迫が ひどかった頃、
何年間も、ペンに飢え続けた時期があったなぁ。
今は PCがあるから、まだいいけど。
でも PCで打つのと、ペンで書き殴るのとでは 違うもんね。

ペンの方が、自分の心の奥に近づけるもの。

PM.1:35

●2004年09月14日(火)


… まぼろしの欠片 …


午前中から、かみなりの音がしてて、なんか嬉しかった。
さっき、きつめに降ってた。 今も降ってる。
かみなりも、まだ鳴ってる。

落ちる心配がなければ、かみなりの音も 稲妻も 好き。
雨漏りの心配がなければ、激しい雨音も 風音も 好き。

包まれてるような気分に なるからかなぁ。

もちろん、誰かが被害を被るようなのは、望まないけど。



数年前、お風呂で すっぽんぽん中に、
すぐ近くの電柱に 雷が落ちたこと、あったなぁ。
「バチィーーーーーーーンッ」 って、 もろ 「電気」。
普段聞いてる かみなりの音や振動と 全然違ってて、
「電撃」って感じだった。

PM.0:24

●2004年09月13日(月)


… まぼろしの欠片 …


こんな言葉に出会ったので…。
「思い悩むのは人の心、ふっと思うことは神の心」

PM.1:07

●2004年09月09日(木)


… まぼろしの欠片 …


今朝の夢。

どこからかの帰り道、
ぬいぐるみのようなバンビに出会った。
短足で小さいオスのバンビ。
バンビが寄ってきて、抱っこしてと言う。
抱っこしてあげたら、はしゃいでる。

いつの間にか、バンビがソリ?に乗って、
坂を けっこうなスピードで下ってく。
途中で 細い左の道に曲がった。
そっちの道は、昔、ウチが店をやってたとこに続いてる。
なぜか、そっちの道は危ないって思った私は、
走って、バンビを追いかける。

バンビは、ウチの店のとこで
誰かに衝突したような、しなかったような…、覚えてない。

次の日?、私はエレベーターで 6階へと急いでいた。
仕事?で会えなかったバンビに 早く会わなくては…。
その時点で なぜか、バンビは 病気か怪我をしてるから早く…
って、思ってて 急いでた。
焦って乱暴に操作したエレベーターが 壊れそうだ。

エレベーターが開いたところで、
看護婦さんが、バンビの車椅子?押してるのに会った。
バンビは、瀕死の状態だった。 私は遅すぎた。

あぁ…、こんなに具合が悪かったのなら、
仕事なんかせずに、一日中バンビの側にいてればよかった。
具合が良くないと言っても、バンビは あんなに元気だったのに、
どうして こんなに急に…。
バンビ、ごめん…。 私が油断してた。

タローニャンコのときと同じだ…。
タローニャンコも、急に あっという間に…。
そんなに早く悪化すると思わず、油断してた私は、
タローニャンコに 充分なことができなかった。

あのバンビは、タローニャンコだ…。



起きてからの話。

昼の11時半すぎかなぁ、ごはん食べてたら、
とうとう、もう一本の歯が抜けちまったぁ〜。 o;T T)o

PM.6:17

●2004年09月08日(水)


… まぼろしの欠片 …


今日は、勝負の日だった。
季節に なるべく乗り遅れないよう、
安心して着れる服を 確保するための勝負…ですぅ。 o(- -;o

まだ、暑いんだけどね。
でも今月は、家がバタバタしてるから、
通販で買った服を 無事に受け取れる日は、今日しかない、
10月まで今の格好じゃ、寒くなっちゃうー、

…って思って 2枚注文したら、後1日あったー。 o(- -;o

送り状の貼ってある 通販のパッケージを開けたら、
服はストックせずに、さっさと着ちゃう方が安全だから、
2枚も重ねて、今4枚。 薄手だけど。
私だけ、夏の暑さに戻ってますぅ。 o(- -;o

台風後で、まだ よかったですぅ。
台風前は、蒸し蒸し蒸し蒸し 暑かったもんなぁ。
でも、また台風が来て、蒸し暑くなったりしてぇ〜。

郵便振込で 買ったから、
服の一番外のパッケージを、寒くなるまで開けずにいて、
服に合った気候の時に着るっていうのが できないのだ…。
同封の振り込み用紙を出して、一週間以内に振り込まなあかんし。

無事に服を着るのに 1時間以上かかったけど、めでたく成功。
これから、あまり暑くなりませんように…。
甘いやろな…。 o(- -;o

PM.9:07

●2004年09月07日(火)


… まぼろしの欠片 …


ヒノアタルの強迫BBSに、
今年の1月に、私が書いたレスより、抜粋です ↓



2004/01/11. Sun. 13:16

****さん、ひさしぶりー。

うん、私も 強迫は 「疑いの病」 だとも思うし、
「自分で自分を信じられなくなる病」 だとも思う。
そして、その根っこには、
自己肯定感の不足 があると思うの。

私も森田療法の本を 数冊読んだけど、
不可能を可能にしようとする果てしない苦しみ
…って、その通りだと思う。

でも、強迫の場合は、その反対の考え・不安が強すぎて
不安を持ちこたえながら、次の行動に移るのが
難しいんだよね。
でも、不安をなくす努力ではなく、
不安を持ちこたえながら 行動する努力…っていう、
努力の方向の考え方は、うなずけるし、

私も、少しの我慢の範囲の不安を持ちこたえながら進む
っていう努力を積み重ねる方法でやってる。
大きな我慢は、私の場合の経験上、逆効果だから。

少しの不安を持ちこたえながら進むのと、
自分の中の不完全を認めることって似てるよね。


自己肯定感を得ることって…、
自分の中の不完全を認めること、
そのままの自分を認めること、
森田療法の言葉を借りると 「あるがまま」 を認めること
と繋がってると思うの。

PM.9:12

●2004年09月02日(木)


… まぼろしの欠片 …


12年間も 強迫の世界から出れないだけでも 死にたいのに、
タローニャンコが しんでしまって、死にたいのに、
ここ半年ほど、うつの症状もある?のに、

母親に、強迫だけの頃と同じように、
毎日、何回も 罵倒されるたびに、すごく死にたくなる。
生きてるのが、情けなくて 申し訳なくなる。



なのに、母親は、
「あんたが かわいそうやから、言うたってる」 だってさー。
母親が ののしる口調からは、
そんなの 微塵も感じられませんねー。
自分の感情のままに、まくしたててるくせに。

いまだに母親は、強迫は 気持ちの持ちようで治ると思ってる。
強迫の定義も 分かってないくせに。
何度、私の気持ちを伝えても 分かってないくせに。
いまだに、統合失調症と強迫の違いが 分かってないくせに。

母親は、自分のために 罵倒してるくせに、
私のために 罵倒してあげてる…だなんて、
すごい自己正当化。


こっちは、母親の言葉で
毎日、真剣に死を考えてしまうのに。

PM.2:50

●2004年09月01日(水)


… まぼろしの欠片 …


今日はタローニャンコの日。



あの日、タローニャンコが 母親と病院に行ってる間、
私は、眠ってしまっていた。
タローニャンコが心配で、夜中は ほとんど起きてたから、
タローニャンコが病院に行ってる間に、寝ることが多かった。

その日は、帰って来る前に目を覚ませず、
帰ってきた音にも、なかなか気づけず 眠ってしまっていた。
母親は、私が すぐに玄関の鍵を開けに来ないので、
呼び鈴を鳴らして 父親に開けてもらい、家に入ってきて、
私の名を呼んだ。

その声で目を覚ました私は、返事をして 玄関に飛んでった。
タローニャンコが 無事に帰ってきてくれてよかった、
って安心した。 母親も タローニャンコは無事だと思ってたし。

私は、疲れたタローニャンコを
すぐに温めて、ゆっくりさせてあげようと思って、
母親に、タローニャンコを 箱から出してって頼んだ。

タローニャンコを出そうして、
母親は、タローニャンコの様子が違うことに気づいた。
「おい、おまえ、どしてん?」 と母親が タローニャンコに言い、
私が、慌てて タローニャンコを抱き上げると、
タローニャンコは、ふにゃふにゃで…、

タローニャンコの体は、いつもと同じくらい温かかった。
母親は、タローは 私の声を聞いて安心したんや、と言った。

タローニャンコは、私の声を ちゃんと聞けたのだろうか。
私が、すぐに目覚めていれば、眠っていなければ、
頑張って 家まで辿り着いたタローニャンコは、
私に 少しでも 会えたのだろうか。
私も、タローニャンコに会えたのだろうか。

眠っていなければ…、4〜5分?のロスがなければ…、
もしかしたら…、
ごめん、タローニャンコ。
家まで、一生懸命がんばったてくれたのに、
ごめん、タローニャンコ。
タローニャンコの想いに
応えられなかった私の馬鹿やろう。

どうか、せめて、タローに私の声が聞こえてて…。



時に裂け目があればいいのに、
ここから、あの日のタローニャンコに
届けばいいのに…、私の想い。
…愛してる。 愛してる。 愛してた。 愛してる…。
そして、タローの心が 少しでも癒されてくれたらいいのに。

タローニャンコは、自分の命さえも使って、
私に 何かを伝えようと してくれてたような気がする。
ずっと、ずっと…、ずっと、ずっと。
タローニャンコは、生きてる間中、
全身で 私に何かを伝え続け、私を守り導いて、
そして、しぬときも、私に何かを伝えようとしてくれてた
ような気がする。

PM.6:05


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