改行とか 漢字の使い方とか、不正確です。 o(- -;o
「エドガー、おぞましい。 襲うとはなんだ。 それは選民だ」
「我々の一族に 迎え入れるのだ」 …ポーツネル男爵
「こう言ってみたらどう? 我々はバンパネラだ」 …エドガー
「人間どもの、そんなスキャンダラスな言葉はよせ」 …ポーツネル男爵
「なにを気取っておいでになる。 同じことじゃない」
「血を吸わなければ 生きていけない怪物だ」 …エドガー
「ぼくが どんなに孤独か、あなた方には わかるまい」
「時が通り過ぎていく…」
「10年経っても、同じ朝を迎え…」 …エドガー
「いのちよ。 その波の間のいのちよ」
「水より生まれ、時を経てしなば水に還り、さらに生まれ、さらに永遠に」
「我が一族、しなば風に飛ぶ塵と消え、そのゆく果てもなし」 …エドガー
「きみは、ぼくを許しちゃくれまい」
「ぼくを憎んだっていいんだ。 撃ち殺したっていいんだ」
「なにもかも、ぼくのせいなんだから。 なにもかも」 …エドガー
「エドガー、エドガー、嫌よ」
「兄さんだけよ。 いつも私のそばにいて、いつも私のことを考えてくれるの」
「ずっと小さな頃からそうよ。 ずっと小さな頃から」 …メリーベル
「メリーベル、かわいそうなメリーベル」
「日々が、あのまま過ぎていたら」
「ぼくなどのために、こんな目にあわずにすんだのに」
「こんな呪われた身で、生きる目にあわずに」 …エドガー
「おそろしいのは信仰だ」
「我々を含め、一切の異端を認めない心」
「これは邪悪なものだ、これはウソで 実在せぬものだと」
「狂信している精神は おそろしい」 …ポーツネル男爵
「メリーベルの悲鳴が 外まで聞こえた」
「ぼくは 間に合わなかった」 …エドガー
「なんで生きているのかって? それがわかれば…」
「創るものもなく、生み出すものもなく、移る次の世代に託す遺産もなく」
「長い時を、なぜ こうして生きているのか」
「少なくとも ぼくは…、あぁ、少なくとも ぼくは」 …エドガー
「幕だ。 全ては終わった」
「ぼくは自由。 ぼくは この世で ただひとり」
「もうメリーベルのために、あの子を守るために、生きる必要もない」
「生きる必要もない」 …エドガー
萩尾望都 『ポーの一族』 「ポーの一族」 より
まだ、ポーを読み返せないから、
不十分な感想しか 書けないのだけれど、
もともと未熟な感想を、未熟なままでしか 書けないのだけど、
できる範囲で、ポーを感じ直してみたくて、少しずつ書く予定。
PM.11:30